未来をつくる農業

地球をまもり、未来をつくる
小さな農家 – 濃果 –

こんにちは、”ずっとつづく未来をつくる農家” 濃果(のうか、と読みます)です。

地球を守る、、なんてきくと、ご大層な思想を掲げている農家だな、と大げさに捉えられるかもしれません。
しかし、地球をまもる農業を実践している小さな農家「合同会社濃果」は、地球をまもることを決して大げさなことではなく、ごく自然であたりまえなことと捉えています。

化学肥料や有機肥料を
「あたりまえ」に使わない農業

化学肥料や有機肥料を購入して使うことはありません。
理由の一つに、過剰な栄養をあたえることや、経済合理性にすぐれ使い勝手の良さから使用されている肥料の多くに、まだまだ「プラスチック(肥料の溶け出し具合に作用するカプセルなど)」がつかわれているからです。

これを使うということは、植物だけでなく、土へ。土を通して、川に流れ、やがて、海へ。
海の生態系へ、そして…人に戻ってくるからです。
環境汚染になる農業をしないことこれが濃果のポリシーです。

「おいしさと長持ち」を追求すると
環境問題につながる

肥料を使わない理由は「環境問題だから」だけ、ではないんです。
実は、「おいしさと長持ち」を追求したら、肥料は使いたくないという結論に達しました。

世の中にある、おいしくするために肥料を使うという常識を否定することになりますが、少しだけでもよいのでぜひイメージをしてみたことはありますか?化学肥料を使い続けると、いったいどうなるのでしょうか?

確かに植物の成長は早くなりますし、甘さが強く、おいしくなり、実りも多くなることは事実でしょう。

なので「おいしくて、はやく、たくさん実らせるため」には化学で考えられ人工的に作られた肥料を使わないとだめだ、と思ってしまっている農業家はまだまだ少なくないのが実情です。

しかし、化学肥料はずっと水を汚染し、環境を悪化させることにつながっている事実はどんどん明らかになってきています。
悲しいことに人間がたくさん食べられるために大量に作り、儲けるためにたくさん作った農作物もその他の食品なども、全て大切に食べられているのかというとそうではなく、523万トン※の食品が食べられずに捨てられている現実があります。

農家は人の食生活をまもり、地球環境にも影響を与えながら地球を守っていく存在になれる…。

環境問題に配慮せねばならないから「農薬を使わない」のではなく、本当にずっと続く実り豊かな地球や、子どもの世代そのまた子ども世代まで、安全でおいしく皆が食べられる農作物を作っていくために、農家こそがこれを意識したい、という思いで、小さな農家「濃果」は、安全でおいしい農作物を育て、届けます。

※農林水産省及び環境省「令和3年度推計」


【参考】
農業生産活動に伴う環境影響について(農林水産省)
食品ロスについて知る・学ぶ